JCD Kanto Web Magazine

2024/8/17,18 東京ミッドタウン デザインハブ内

文:三原 慎一 / 写真:奥 俊輔

夏休み!親子deわくわくワークショップ「あったらいいな、こんな店」

Soda活動の恒例行事。いつもは小学校に出前出張授業が通例ですが、ここでは親子がセットで指定された場所に来てもらいます。小学校1年生から6年生まで対象も幅広く、親子で協力しながら素敵なお店作りにチャレンジ。リピーターが多く販売開始からわずか10分で売り切れる大人気のイベントなのです。

さて、今回も2日間に渡り沢山の親子が参加してくれました。僕のSoda活動も4回目になり、そこそこ勝手がわかってきた。と言ってもベテランの講師陣には到底かなうはずもなく横目でチラチラ見ながら親子と向き合いました。1日目。僕が担当した親子が作るお店は「宇宙のなんでも屋」。なんと宇宙人が経営していて、宇宙語で注文するという設定。看板も宇宙語を使いたいと一生懸命考える姿がかわいい女の子とそのお母さんのお二人。実はこっそりと東京ドーム「TeNQ」という体験型宇宙施設の担当者がsoda活動を見学に来ていたのです。その担当者、もう興味津々で僕のテーブルから離れない。宇宙のお店ですからね。しまいにはアドバイスをし始めて、最後は親子と一緒にお店作りに参加していました。店内のテーブルは惑星をイメージしたデザインで、窓の外には太陽が間近に見える設定。村上講師が担当したお店は、もの凄く精巧なハッキリとしたイメージと設計図を持ってきた親子。2年連続の参加。それを形にするためにその場で考えるのだから講師は大変な役割を担う。ベテランは違いますね。なんと、3方向の壁をない自立した立体作品を作っていました。いやはや頭が下がります。福田講師は完全に福田設計事務所が請負う形での作品? 親子からヒアリングしながらパースをスケッチで描く。イメージを共有し完成予想図を傍らに添えて作品を作るスタイル。コンパクトに仕上げながらも三角の屋根にデザインを施しインパクトを出す。いやはや頭が下がります。お母さんと娘の2人組もいれば、親子4人組も。じっと見守る親御さんもいれば、自ら手を出す親御さんも。家族のスタイルは皆それぞれ。真剣に作品作りに取り組む姿はどれも素敵で美しい。あっという間の4時間が過ぎていく。

2日目、僕が担当した親子はパパと小学1年生のお嬢ちゃん。隣のテーブルにはママとお姉ちゃん。ここは松田さんが担当。お姉ちゃんはお花屋さん、妹はパフェ屋さん。お姉ちゃんが選んだかわいい素材に妹は羨望の眼差し。お姉ちゃんには負けたくないオーラがメラメラと。作るのは先生に任せるからかわいいお店を作ってと指示が飛ぶ。「私は素材を選ぶから・・・」と言って材料選びに忙しい。パパと僕がもくもくと組み立てる。石橋講師の親子はVR体験できるサッカーのお店、野中講師の親子はペットショップ、奥(俊)は姪っ子を連れて。普段は見ることが出来ない色々な顔ぶれもあり、とても楽しく和やかに。皆さん最後はしっかりと自分の言葉でプレゼンをしてくれました。

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