JCD Kanto Web Magazine

2024/10/29 広島県庄原市 東城小学校

文:三原 慎一 / 写真:奥 俊輔

5年生 36名 9グループ

本部2名(新藤委員長と私(三原)中国支部正会員14名・中国支部賛助会員2名・安田女子大学/家政学部/生活デザイン学科2名 合計20名 で乗り込みました。山間部の中規模の小学校。

子供たちは、 普段聞きなれない 「デザイン」 の話を真剣に聞き、積極的に手を挙げ質問もしてくれた。 空間とあかりの話ではあかりの歴史やあかりの持つ演出効果を実物を目で見て体験してもらった。前回の山形で盛り上がったカラーLEDと使ったひかりのレクチャーも勝手がわかり多少アレンジ。光の三原色と色の三原色の違いを説明し質問を投げかける。学校では教えないことだから知っているはずがない。しかし、正しい答えが返ってくる。僕は思わず「なんで知っているの?」と聞いた。Youtubeで知ったらしい。自分たちが描いた設計図を、どうやって形に空間にしていくの?どんな素材が良いの? みんな興味津々。講師のアドバイスをちゃんと聞いて自分たちで考えながら手を動かしていた。 二次元から三次元空間へ移行していくむずかしさや、 素材の質感などを確認。さて、今回僕のグループが作るお店は「昆虫食堂」今流行りの昆虫食が食べられるお店で実際に昆虫も飼っている。クワガタはどんな味? テントウ虫も食べてみようか? 椅子はテントウ虫をイメージして作りたい。でも壁紙はかわいいのがいい。お前女子か!と思わず突っ込みたくなる壁紙を選ぶがなんとグループ全員が賛成。この男子4人組は何なんだ? でも、仲が良いらしく意見のまとまりも早くどんどん進む。いいぞ、その調子。学校の体質なのか?先生の教えがいいのか?それともこの山間部の環境が影響しているのか?何がいいのかわからないが本当に先生も生徒も素朴で素直。特に先生がとても一生懸命に臨機応変に対応していただいた。女子が集まったジュエリーショップ。(株)ティカ・ティカの小田綾子さん、自前でキラキラ照明持ってきたの? そんなの有り? ちょっとキラキラして目立つなぁ。とっても売れそうなお店を作っていた。女子は女子で楽しそう。給食の時間はグループ毎に生徒と一緒。へぇ、○○君は野球少年なんだ。学校外のクラブチームに入っているんだ。バスで通っているんだ。いろんな話が聞けて楽しい。

給食の後はいよいよプレゼン発表の時間。 前回の山形で好評だったスマホ出力でプロジェクターの投影をやりたくなり、早速担任の先生に相談してみると・・・、学校で使っているタブレットを使いカメラの映像をBluetoothで飛ばし授業で使うモニターと接続。繋がった。先生と2人で「おぉぉ!」何やら先生も楽しくなっているらしい。先生が積極的に生徒の作品一つ一つ丁寧に向き合いプレゼン中も会話がありフォローもある。生徒個々の特性も知っているから当然だが言葉がけも口調も生徒によって違う。僕から見ても違いがわかる。だから、みんな素直なのかも。いい先生に恵まれているなぁ。そんな印象を受けました。作っている時はあんなに元気だったのに。発表は苦手? もごもご言っている子もいれば、なかなか言葉が出てこない子も。反対にずっとしゃべっている生徒もいる。これも経験。みんな何かを感じ取ってくれればいいな。私のsoda活動は6回目。そして、今月2回目の出前出張授業。どっぷりとsodaに浸かってしまった感は否めない事実。まぁ、自らハマった感はあるのですが・・・。中国支部の西原さんに送迎して頂き、ありがとうございました。そして、中国支部の皆さんお世話になりました。

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