JCD Kanto Web Magazine

2024/11/22 千葉県流山市 向小金小学校

文:三原 慎一 / 写真:奥 俊輔

5年生 59名 13グループ

この小学校との出会いは課外授業。最近の林間学校は遠くには行かず、近場で済ます傾向にある。流山市のお隣我孫子市にある放置竹林整備の課外授業で校長先生にsoda営業したのがきっかけ。僕はボランティアで放置竹林を整備と竹灯り制作をしている。松田さんと初回の打ち合わせの後は担任の先生とやり取りが始まり、出会いから約半年で実施。

校長先生の言葉で印象に残ったのが、「先生達は何がプラスになりますか?」との質問。思わず聞き返してしまう。「子ども達じゃなく先生ですか?」と。どうやら校長先生は生徒の教育と合わせて先生の教育も同時に考えていることがわかった。実現はしなかったが、先生のグループを作り、子供たちと同じ目線で、子供たちと一緒に制作体験はどうかと提案した。いつかはどこかの学校でやってみるのも面白い試みだと思う。さて、制作授業だが、僕のグループは男子3女子2の5人組。女子の1人がほとんど何もしゃべらずで、この生徒に多くの時間を費やしてしまい全体がまとまらない。それでも他のメンバーが、自分たちで出来ることは自分たちで考えて進めよう。と感じて進めてくれたから結果的には最後はまとまった。しゃべらない女子も最後は会話をしてくれるまでなったので「よし」としよう。事前に紙粘土で作ったケーキの大きさを基準に内装を考えるが、スケール感を合わせるのが難しく、小さなテーブルにケーキを乗せるといちごのショートケーキは1メートルくらいのビックなケーキになってしまったりと笑い声が絶えない。やってみて初めてわかることもある。他のグループの進捗も苦戦を強いられていたらしく、全体的に時間が足りなかった。いつも時間が足りないと思っていたが、今回はさらに時間が足りなかった印象だった。いつも思うが最後はどのグループもちゃんと仕上がる。講師の指導スキルもあると思うが毎回感心する。今回大きな発見があった。僕のグループのメンバーは全て得意な分野が違うこと。女子2の内、1人は何もしゃべらないけど、細かな作業をもくもくとこなすのが得意。(職人)もう1人の女子はまとめ役(リーダー)。男子3の内、男子1は材料探しが楽しいらしく廊下と教室を行ったり来たり(バイヤー)。男子2は素材の並べ方や置き方に拘りほとんどの時間を費やしていた(アーティスト)。そして、男子3は壁と椅子・テーブルのレイアウトを考えるのが好きらしくケーキの置く場所、食べる場所に拘っていた(設計士・戦略プランナー)5人それぞれ違う性格が集まった稀有なグループだったのかもしれない。

プレゼンは、まとめ役の女子が発表すると事前に決めていたが、男子3人も拘ったところを話したくなりマイクを回して発表した。

① どんなお店を作るか

② その設計図(レイアウト)を決めておく。

この2点を事前に学校側に伝えてあったが、出来ていないグループもあった。最後のプレゼンシートが配られていないトラブルもあり、進行に苦労はあったが、次回の反省点として我々講師陣も勉強になった1日となった。

追伸

出前授業の2日前、大滝さんは75歳の誕生日を迎え、反省会はいつも以上に盛り上がった。

僕のsoda活動7回目終了。

お疲れさまでした。

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