2023/11/11 葛飾区 宝木塚(ほうきづか)小学校

文:三原 慎一 / 写真:奥 俊輔

Soda活動デビューの日。Soda活動のことは遠目でなんとなく知っていて興味はありました。きっかけを作って頂いた(意図的に作られた)のは、賛助会員株式会社本間工芸の本間さん。Soda委員会にゲストでzoom参加し、あれよあれよという間にデビューの当日。

5年生 63名 12グループ

知っている顔はちらほらとあるものの、他の協会活動に参加する緊張感は流石に感じました。事前の指導説明はほぼ無い状態のぶっつけ本番。唯一の救いは初参加である株式会社サカイの小林さんと2人で対応すること。他の先輩指導者の進め方を見よう見まねでやるしかない・・・。・・・。・・・。初参加のおじさん二人が・・・。・・・。なんとかなりました。それも楽しく。今回のsoda活動は2日間に分けて完成するスケジュール。1日目は制作。2日目はプレゼンテーション。私は1日目の参加なので制作物を完成するところまでとゴールをイメージしていましたが、なかなか思うようには進みません。小学生相手に四苦八苦しましたが、大事なことは子供たちと同じ目線でヒントを与えながら一緒に考えること。普段の授業なんてわかるはずもなく、当然子供たちとは初対面「はじめまして」からはじまるのですから。1校時目のレクチャーは新藤委員長によるデザインのこと、寸法のこと、光のこと。そして村井講師から光についてさらに詳しく実物を見ながら講義。生徒達からすると見慣れない風貌のおじさん達に囲まれながらも耳を傾けてくれていました。

レクチャーが終わると各班に分かれ、制作の説明をしてから廊下に並んである素材を選ぶ作業に移るわけだが、この説明をしっかりやらなければ子供たちがこれから始まろうとしている仮想店舗制作の段取りが出来ない。私はそれすらわかっていないので、「好きな素材を取ってこい」の指示を出したものだから、何をイメージして素材を選ぶと良いのかがわからない。だからなかなか帰ってこない。様子を見に行くとそれぞれ好きな気に入った素材を手に持ちニヤニヤしている。「これから作る仮想店舗のイメージをしているの?」の問いに対して、「あっ!そうだった・・・」こんなやり取りをしながらなんとか素材を選び机の上に広げた。賛助会員の皆さんから支給頂いた様々な素材達。この素材達がまた魅力的。そりゃぁ、目がキラキラするわけですよ。本物の素材が沢山あるのですから。生徒5人が1つの班。床、壁、机椅子と役割分担を決めてそれぞれが担当する場所を完成させ合体する作戦。時間が足りず2日目に持ち越しになったものの、子供たちはみな喜んでいたように思う。こうして、はじめてのsoda活動は終了しました。私の感想は・・・、「極めて中毒性の高い危険な活動」ですね。自分の仕事の内容を誰かに伝える時、専門用語を使わないで小学5年生でもわかる言葉で説明を意識することがありますが、まさにここは実地訓練の場所でもあったんです。子供たちから学ぶこと。沢山詰まった素敵な活動の参加をありがとうございました。次回も参加します。

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